嫁に起こった本当に怖い話
嫁はフルタイムで働いている妊婦である。
そんな嫁は天気がとても良い休日に、
15時頃から仲良しの友達と温泉に遊びに行った。
その日私は仕事でだったので20時ぐらいに家に着いたが、
嫁の姿は無かった。
まぁいつも通りの日常だ。
遊びに行った女子の帰宅は基本遅い。
なぜなら女子トークに華を咲かせるからだ。
そして私は遊びに行っている時の嫁には連絡を控えている。
思う存分楽しんでほしいし、
私も一人の時間を楽しんでいるから。
一人ダラダラと貴重な時間を贅沢に無駄に過ごすこと早1時間。
21時過ぎに嫁から電話があった。
マサ太郎:「もしもーし」
ナキモチ:「ック...ヒック...ウワーン...」
マサ太郎:「どうした!?」
ナキモチ:「...不..不審者に...襲われたー」
マサ太郎:「はい!?!?今どこ!?」
ナキモチ:「...家の近く」
私は家を飛び出した。
そしてそこには泣きじゃくる嫁の姿があった。
マサ太郎:「不審者に襲われたってどういうこと!?ケガは!?」
ナキモチ:「なんかね...すぐそこでいきなり後ろから口を塞がれてね...
騒いだら殺すって言われてね...即行で叫んだ...」
マサ太郎:「...叫んだの?」
ナキモチ:「...うん。叫んだ。そしたら押し倒されて逃げてった。」
よく見ると、肘が擦り剝いて血がでている。
マサ太郎:「警察に連絡しよう!とりあえず家に入って!」
ナキモチ:「...うん。倒れちゃったけど赤ちゃん無事かな?」
マサ太郎:「明日病院行こう!」
ナキモチ:「...うん。」
その後警察に連絡し、
警察官が5人程やってきた。
嫁を介抱しつつ事件の話を詳しく聞いていた。
嫁が落ち着くと、
全員で事件現場に行き、
警察官は写真をパシャリパシャリ撮っていた。
撮影が終わると、
本部に連れていかれて事情聴衆と鑑識が行われた。
なんと嫁の口に、
塞いだ拍子で犯人のDNAが残っているかもしれないとのことだった。
嫁は部屋に入っていき、
私は廊下のベンチで待っているように指示された。
ちょうど22時30分くらいだっただろうか。
携帯の電池も切れかけていた。
私は怒りを抑えながらもただただベンチで待っていた。
...待っていた。
...待っていた。
...携帯の充電が切れた。
...いつ終わるん?
夜中の1時。
警察署について2時間30分。
やっと嫁が出てきた。
いや、長すぎだろ!!!!
なんで2時間30分もかかるんじゃい!
...などど心の中で思いながら、
疲れ果てていた嫁の手をそっと握った。
その後は警察官が家まで送ってくれて、
夜中の1時30分ぐらい家に到着した。
嫁は怒りと恐怖が混合していた。
ナキモチ:「あのクソ不審者め!!ぶっ〇す!!
キ〇玉ぐちゃぐちゃにしてやる!!」
マサ太郎:「でもよく叫んだね。」
ナキモチ:「あれね。妊娠してやからと思う。
本能か知らんけど口塞がれて殺すって言われたとき、
赤ちゃん守らないと!って思考にすぐなった。
たぶん妊娠してなかったら叫べなかった。
てか口塞がれたとき一瞬なんかのサプライズかと思ったw」
マサ太郎:「母は強しですな!今度からは夜は迎えいくよ!」
ナキモチ:「うん。お願いします。」
ちなみに、
嫁は押し倒された拍子に、肘と膝と骨盤を強打していた。
肘は擦り剝け、
膝と骨盤には大きな丸いアザができていた。
ナキモチ:「くっそ~!アラサーの怪我は治りにくいんやぞ!」
次の日、
即行で病院に行った。
赤ちゃんは無事だった。本当に良かった!!
ただ、あのアザをみた先生が私を変な目でみていた笑
...完全にDV疑惑をかけられている様子。
そんなかんだでいつもの日常に戻った私はというと。
嫁の仕事帰りには、
近くのバス亭まで必ず迎えてにいっている。
嫁のボディーガード兼不審者を発見した際に張り倒すためだ。
嫁と赤ちゃんにとんでもないことしやがって...
怒りで髪の毛が10メートルくらいなる感覚を覚えた。
これがゴンの気持ちか...
全国のパパ&ママたちよ。
不審者はそこらへんにいるのだ。
交通事故みたいな確率でいつ突然襲ってくるかわからない。
嫁が襲われた場所は、
住宅街なのだが車が一台通れるくらいの小道で薄暗い道だった。
ヤツらは住宅街でも襲ってくるのだ!!
それにくしくも日本にアベンジャーズはいない。
ならば己の体かパパンジャーズを頼るしかないのだ。
そんな皆様にネットで調べた小手先ながら
かなり有効な不審者対策を紹介しよう。
不審者対策(帰宅編)
●電話しながら帰る
→何かあったら電話の相手にすぐにわかる!
●家族、友人と一緒に帰る
→なるべくパパが迎えにいってあげよう!
●防犯ブザーを携帯する
→不審者もビビッて逃げるだろう!
●タクシーを使う
→命>お金
●なるべく明るく人通りが多い道で帰る
→人がたくさんいるところには不審者がでる確率ダウン!
夜道で絶対にやってはいけないこと
●歩きスマホ
→周りの視界がなくなるので急に襲われたら反応が遅くなる!
●音楽を聴きながら歩く
→不審者の足音がまったく聞こえない!
音も防犯対策の重要な情報だ!
全国のパパ達よ。
大切な家族ができることはとても幸せなことだ。
しかしその分心配が増える。
私もこの件で十分に実感した。
完全には防げないかもしれないが、
予防をして十分に確率を減らすことはできる!
ママを守れるのはいつも側にいるパパだけだ!!
一緒に大切な家族を守っていこう!!